TITLE: The Vicar And The Frog(ザ・ヴィカー・アンド・ザ・フロッグ)
AUTHOR: Stan Crowther(スタン・クラウザー)
PERFORMER: The Corries(ザ・コリーズ)
セサミ・ストリートという子供向けの番組を昔よく見ていました。そこに登場するカエルの「カーミット」が特にお気に入りだったことを覚えています。そのカーミットの原型を作った人、そして、その声の主は、マペットという英語を作った人だ、ということをどこかで読んだ記憶もあります。
この歌に出てくるカエルは可哀想に魔法をかけられた少年だったらしいのですが、無事えらい牧師さんのお陰でその魔法を解いてもらえました。聖職者は何でもできる、やっぱりえらい人でした。
めでたし、めでたし。
There once was a very, very holy vicar
Was walking along the street one day
When he heard a little voice say, excuse me, vicar
Oh, help me, vicar, the voice did say
And the vicar looked about, but all he could see
Was a tiny little frog sitting on the ground
My dear little froggy, did you speak to me
Was it you who spoke when I heard that sound
Oh yes, said the frog, oh help me, vicar
As I am not a frog, you see
I’m a choir-boy really, but a very wicked fairy
Cast a nasty spell on me
The only way that I can be saved
From this wicked spell, the little frog said
Is for someone to take me and put me in a place
Where a very holy man has laid his head
So the vicar took him home, put him on his pillow
There he laid till the break of day
The very next morning, a blessed miracle
The spell was lifted, I’m glad to say
For there was the choir-boy in bed with the vicar
And I hope you think this all makes sense
‘Cause there my lords and members of the jury
Rests the case for the defense
昔それはたいそうえらい牧師さんがいました
ある日通りを歩いていると
かすかに声が聞こえてきます、すみません、牧師さん
助けてください、牧師さん、と聞こえます
牧師は辺りを見ますが、目に入ったのは
地面にちょこんと座る小さな蛙でした
おお、カエルくんか、声をかけてきたのは
聞こえた声の主は君だったのか
はい、そうです、助けてください、牧師さん
ぼくはカエルではないのです、はい
合唱隊の男の子なのですが、意地悪魔女に
へんな魔法をかけられてしまいました
このひどい魔法から助かる道は
ただひとつなのです、とカエルは訴えます
誰かにある場所に連れて行ってもらって
えらい人のとなりで寝させてもらわないと
果たして牧師はカエルを連れて帰り枕元に
そしてそのまま夜が明けました
朝が来るや、奇跡の恵みが訪れ
うれしいことに、魔法が解けます
男の子とベッドを共にする牧師の姿が
すべて理にかなった行為と考えてください
裁判官に陪審員のみなさま方
これで抗弁の陳述を終わります
◆ ザ・コリーズ(ロイ・ウイリアムソン)
コメントを残す