Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: I Never Will Marry(アイ・ネバー・ウィル・マリー)
AUTHOR:
PERFORMER: The Carter Family(ザ・カーター・ファミリー)


カーター・ファミリー(The Carter Family)は、1920年代後半からトリオで活動をはじめました。当初のメンバーはA.P.カーター(A.P. Carter: 1891-1960)とその夫人であるセーラ・カーター(Sarah Carter: 1889-1979)、そしてA.P.の義理の妹であり、かつ、セーラのいとこであるメイベル・カーター(Maybelle Carter: 1909-1978)の3人でした。

A.P.カーターが暮らしていたアメリカ合衆国のバージニア州の村は家もほとんどなく、非常にさびしい集落だったそうです。

今回のI Never Will Marry(アイ・ネバー・ウィル・マリー)は「絶対に結婚はしません」が文字通りの日本語訳ですが、愛する人に先立たれた女性が身を投じる、という内容の曲です。

カーター・ファミリーが録音した曲は数多く、そうした曲をカバーした歌手も数多くいます。


One morning as I rambled all down the seashore
The wind it did whistle and the waters did roar
I heard a fair damsel make a pitiful sound
It sounded so lonesome in the waters around

I never will marry or be no man’s wife
I expect to live single all the days of my life
The shells in the ocean shall be my death bed
The fish in deep water swim over my head

She plunged her fair body in the waters so deep
She closed her blue eyes in the waters to sleep
My love’s gone and left me the one I adore
She’s gone where I never will see her anymore

I never will marry or be no man’s wife
I expect to live single all the days of my life
The shells in the ocean shall be my death bed
The fish in deep water swim over my head


朝、海岸あたりをぶらぶらと歩いると
風がうなりをあげ、波もとどろき荒れている
麗しの乙女がひとり痛々しげな音を奏でる
寂しみむせぶその声は海に包まれ消えてゆく

結婚なんか絶対ない、妻になるなどありえない
これから死ぬまでずっと一人で生きていく
貝殻に背中をあずけ死の床に横たわる
海底深く行き交う魚を体の上に感じつつ

身を投じた乙女の体は海の深きへ沈みゆく
青い瞳を閉じながら海に囲まれ眠りゆく
一人残していってしまった私の愛しのあの人よ
乙女の姿は今はない、行方も知れずひっそりと

結婚なんか絶対ない、妻になるなどありえない
これから死ぬまでずっと一人で生きていく
貝殻に背中をあずけ死の床に横たわる
海底深く行き交う魚を体の上に感じつつ


◆ ザ・カーター・ファミリー

◆ リンダ・ロンシュタット/ドリー・パートン


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