Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: My Father(マイ・ファーザー)
AUTHOR: Judy Collins(ジュディー・コリンズ)
PERFORMER: Judy Collins(ジュディー・コリンズ)


ジュディー・コリンズ(Judy Collins: 1939-)は主に人の歌を歌うアーチストなのですが、このマイ・ファーザーは本人のペンによるものです。

炭鉱で働く父が家族にフランスで暮らそうと約束し、子供たちはそのまま成長し、結婚、主人公の「私」は父の夢であるフランスはパリに住むことになります。そして、パリで見る太陽は父の眼の中に沈んでゆきます。

この内容はジュディー・コリンズの創作なので、事実に基づいたものではありません。本当の父親は音楽家でラジオ番組を持っていたそうです。

ジュディーも子供のころから音楽の才能を如何なく発揮し、特にピアノの腕前は相当のものだったようです。

そんな音楽の才能に恵まれた娘を持つ父は盲目で、だからこそ、パリの太陽は父の眼の中に再び沈んだのかな、と想像してしまいます。


France: フランス、ヨーロッパ西部にある六角形をした国
the Seine: ザ・セーヌ、フランスの首都パリを流れるセーヌ川
Ohio: オハイオ、アメリカ合衆国北東部の州
Denver: デンバー、アメリカ合衆国中西部にあるコロラド州の州都
Cheyenne: シャイヤン、アメリカ合衆国ワイオミング州の州都
Paris: パリス、フランスの首都パリ


My father always promised us
That we would live in France
We’d go boating on the Seine
And I would learn to dance

We lived in Ohio then
He worked in the mines
On his dreams like boats
We knew we would sail in time

All my sisters soon were gone
To Denver and Cheyenne
Marrying their grownup dreams
The lilacs and the man

I stayed behind the youngest still
Only danced alone
The colors of my father’s dreams
Faded without a sound

And I live in Paris now
My children dance and dream
Hearing the ways of a miner’s life
In words they’ve never seen

I sail my memories of home
Like boats across the Seine
And watch the Paris sun
As it sets in my father’s eyes again

My father always promised us
That we would live in France
We’d go boating on the Seine
And I would learn to dance

I sail my memories of home
Like boats across the Seine
And watch the Paris sun
As it sets in my father’s eyes again


フランスで暮らそうと
家族と約束してくれたお父さん
セーヌ川で舟遊びをしよう
ダンスもできるようになるぞって

オハイオに住んでいて
炭鉱で働いていたお父さん
ヨットの夢のように
いつか家族で船に乗ろうねって

姉さんたちはみんなすぐ
デンバーやシャイヤンに出て
結婚という大人の夢に
ライラックの花をそえる

末っ子の私は家に残って
一人ダンスをするだけの日々
お父さんの夢は音もなく
色あせていくばかり

ダンスや夢に向かう子供たちと
今パリに住んでいる私
炭鉱夫の生き様を聞いても
子供たちには想像もつかない

セーヌ川を行く船のように
昔の思い出を漕ぎ出す私
傾いていくパリの太陽は
父の眼の中に再び沈んでいく

フランスで暮らそうと
家族と約束してくれたお父さん
セーヌ川で舟遊びをしよう
ダンスもできるようになるぞって

セーヌ川を行く船のように
昔の思い出を漕ぎ出す私
傾いていくパリの太陽は
父の眼の中に再び沈んでいく


◆ ジュディー・コリンズ


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