Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: Galway Bay(ゴールウェイ・ベイ)
AUTHOR:
PERFORMER: The Clancy Brothers & Tommy Makem(ザ・クランシー・ブラザーズ・アンド・トミー・メーカム)


「本来の」ゴールウェイ・ベイは甘いメロディーに牧歌的な情景が描かれ、望郷の念をかきたてられる名曲です。

好みの問題なのですが、私が好きなのは、替え歌、パロディーのほうです。アイルランドといえばこうでなくちゃ、という感じです。

男はどこの国でも弱いものです。歌詞に載せなければ女房の悪口は言えないのですから。酒場で誰かが歌っているのを聞いて、ニヤニヤしながらつまみ片手に酒を飲む、これぞ悲しき、いや、正しき、男の姿でしょう。


Ireland: アイルランド
Galway Bay: ゴールウェイ・ベイ、アイルランド西部にある湾の名前
Pabst Blue Ribbon: パプスト・ブルー・リボン、アメリカのビール会社が販売しているビールの銘柄
Pat Joe Murphy’s: パット・ジョー・マーフィーズ、おそらくマーフィーがやっている酒場の名前だと思われる
Gaelic: ゲーリック、英語では「ゲール語(アイルランドで話されている現地の言葉)」、または、「アイルランドで行われているスポーツの総称」
Sunlight: サンライト、イギリスの石鹸会社が19世紀終わりごろから発売している石鹸の銘柄
Claddagh: クラダー、アイルランドはゴールウェイ県(Co. Galway)のコーリブ川(ゴールウェイ川)がゴールウェイ湾に注ぐ河口にある地名


Maybe someday I’ll go back again to Ireland
If my dear old wife would pass away
She nearly has my heart broke with her naggin’
She’s got a mouth as big as Galway Bay

See her drinkin 16 pints of Pabst Blue Ribbon
And then she can walk home without a sway
If the sea were beer instead of salty water
She would live and die in Galway Bay

See her drinkin 16 pints at Pat Joe Murphy’s
When the barman says I think it’s time to go
She doesn’t try to speak to him in Gaelic
In a language that the clergy do not know

On her back she has tattooed a map of Ireland
And when she takes her bath on Saturday
She rubs the Sunlight soap around by Claddagh
Just to watch the suds flow down by Galway Bay


いつの日かアイルランドに戻るのは
古女房がいってくれたりしたらにしよう
ガミガミ言われてこっちは心臓発作寸前だし
口の大きさときたらゴールウェイ・ベイ

パプストブルーリボンを16杯飲んでも
千鳥足などどこ吹く風で歩けるやつで
海水が塩水じゃなくてビールだったら
生涯死ぬまでゴールウェイ・ベイ

パッジョ・マーフィーの店で16杯飲んで
もう店閉めますんでって言われても
うちのはゲール語では話そうとはしない
牧師さんにも通じない言葉だから

背中にアイルランド地図の刺青いれて
土曜日に風呂に入るたびに
クラダー辺りをサンライトでゴシゴシしては
石鹸の泡が転がり落ちるゴールウェイ・ベイ


◆ ザ・クランシー・ブラザーズ・アンド・トミー・メーカム


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