TITLE: Carmelita(カルメリータ)
AUTHOR: Warren Zevon(ウォーレン・ジヴォン)
PERFORMER: Warren Zevon(ウォーレン・ジヴォン)
いつの頃からでしょうか。書くものではなく、打つものになってしまいました。今まさにこうやって打っています。
パソコンの前はワープロ、ワープロの前はタイプライターです。タイプライターの頃は手の動作も騒がしく、耳にも優しくなく、勝手にスペルミスを直してくれるでもなく、かといって、不親切とは一切思ったことがなく、オリベッティーが懐かしく思い出されます。
そんなタイプライターを質入してクスリを買いに行く男の歌です。こんな男をかっこいいといったら反社会勢力とみなされるかもしれませんが、最後まで、最期まで、粋で格好よかったのはウォーレン・ジヴォンでした。
Mariachi: マリアッチ、メキシコの伝統音楽演奏形式
Ensenada: エンセナーダ、メキシコのバハ・カリフォルニア半島にある沿岸都市エンセナーザ
Echo Park: エコー・パーク、アメリカ合衆国ロサンゼルスにある地区
Smith Corona: スミス・コロナ、19世紀後半に設立されたタイプライター製造メーカー、またはそのタイプライター
Alvarado Street: アーバラドー・ストリート、ロサンゼルスを南北に走る通り
the Pioneer Chicken Stand: ザ・パイオニア・チキン・スタンド、1960年代にエコー・パークで設立されたパイオニア・テーク・アウト社のチキン商品を販売する路面店の名称
I hear Mariachi static on my radio
And the tubes they glow in the dark
And I’m there with her in Ensenada
And I’m here in Echo Park
Carmelita hold me tighter
I think I’m sinking down
And I’m all strung out on heroin
On the outskirts of town
Well, I’m sittin’ here playing solitaire
With my pearl-handled deck
The county won’t give me no more methadone
And they cut off your welfare check
Carmelita hold me tighter
I think I’m sinking down
And I’m all strung out on heroin
On the outskirts of town
Well, I pawned my Smith Corona
And I went to meet my man
He hangs out down on Alvarado Street
By the Pioneer Chicken stand
Carmelita hold me tighter
I think I’m sinking down
And I’m all strung out on heroin
On the outskirts of town
Carmelita hold me tighter
I think I’m sinking down
And I’m all strung out on heroin
On the outskirts of town
ラジオから雑音交じりのマリアッチ
闇の中光を放つネオンサイン
エンセナーダでは一緒だったけど
このエコー・パークでは一人ぼっち
カルメリータ、しっかり抱いてくれ
このまま落ちていきそうだ
ヘロインがないとやっていけない
俺がいるのは町はずれ
一人座ってやるソリテアの
トランプはパールカラー
メタドンも打ち切られるし
失業保険も入ってこない
カルメリータ、しっかり抱いてくれ
このまま落ちていきそうだ
ヘロインがないとやっていけない
俺がいるのは町はずれ
スミス・コロナを質に入れて
いつもの奴のところに行く
根城にしてるアーバラード通り
そばにはパイオニアチキンの店
カルメリータ、しっかり抱いてくれ
このまま落ちていきそうだ
ヘロインがないとやっていけない
俺がいるのは町はずれ
カルメリータ、しっかり抱いてくれ
このまま落ちていきそうだ
ヘロインがないとやっていけない
俺がいるのは町はずれ
◆ ウォーレン・ジヴォン
◆ ウォーレン・ジヴォン
◆ リンダ・ロンシュタット
◆ カウンティング・クロウズ(アダム・デュリッツ)
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