TITLE: The Parting Glass(ザ・パーティング・グラス)
AUTHOR:
PERFORMER: The Dubliners(ザ・ダブリナーズ)
来るものもいれば、去るものもいます。それをさだめと言っていいものか、少々悩んだりします。
この曲はアイルランドに伝わる伝承歌で、題名を直訳すると「別れの一杯」となるのでしょうが、葬儀のときに演奏されたり歌われたりする場面を目にします。もちろん、ユーチューブです。
2008年8月に亡くなったロニー・ドリュー(Ronnie Drew: 1934-2008)も、2009年12月に亡くなったリアム・クランシー(Liam Clancy: 1935-2009)も、この曲をどこかで何度も聴いているはずです。
Oh all the money that e’er I had
I spent it in good company
And all the harm that e’er I’ve done
Alas it was to none but me
And all I’ve done for want of wit
To memory now I can’t recall
So fill to me the parting glass
Good night and joy be with you all
Oh all the comrades that e’er I had
They’re sorry for my going away
And all the sweethearts that e’er I had
They would wish me one more day to stay
But since it falls unto my lot
That I should rise and you should not
I gently rise and softly call
Good night and joy be with you all
If I had money enough to spend
And leisure time to sit a while
There is a fair maid in this town
That sorely has my heart beguiled
Her rosy cheeks and ruby lips
By own she has my heart enthralled
So fill to me the parting glass
Good night and joy be with you all
今まで稼いだ金は一銭残らず
気のあうみんなと使ってきた
これまでいろいろ無茶してきたけど
まあ全部自分に返ってきちまった
後先考えずにやったことなど
今となっては記憶にもない
なあ、別れの一杯をついでくれよ
じゃあな、みんなで楽しんでくれ
今まで会ったやつらはみんな
いなくなると悲しいって言ってくれるし
これまでつきあった彼女たちは
もう一日ここにいてよって言ってくれる
でもこれもさだめっていうものか
腰をあげるはただひとりだけ
ゆっくり立ってこっそり言おう
じゃあな、みんなで楽しんでくれ
まだ使える金がたっぷりあって
しばし腰をおろせる時があるなら
この町の可愛いあの子の話をしよう
この胸を痛々しくも引き裂くあの子
ばら色のほっぺにルビーの唇
気づいたら心を奪われていた
なあ、別れの一杯をついでくれよ
じゃあな、みんなで楽しんでくれ
◆ ザ・ダブリナーズ(ロニー・ドリュー)
◆ リアム・クランシー
◆ ザ・ポーグス(シェーン・マガウワン)
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