Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: Muirsheen Durkin(ムーシン・ダーキン)
AUTHOR:
PERFORMER: The Dubliners(ザ・ダブリナーズ)


英語にblarneyという言葉がありますが、これはアイルランド南部に位置するコーク州(Co. Cork)にあるブラーニー城の石、つまりBlarney Stoneからきているようです。これといった説はないのだそうですが、その石にキスをすると口が達者になるとあります。そこから、甘い言葉、という意味を持つようになったようです。

国内でイモを掘ってばかりじゃやっていられるか、とばかり、一攫千金を狙い海を越えてアメリカへ向かう歌です。アイルランドは、それほど、ジャガイモとは切っても切れない縁があるのです。

ジャガイモに助けられ、ジャガイモに見捨てられ、ジャガイモに育てられ、ジャガイモに虐げられます。ジャガイモは大切に...西暦2008年は「国際ポテト年(IYP)」


Muirsheen Durkin: ムーシン・ダーキン、人の名前らしい
Carney: カーニー、人の名前
Californee: カリフォルニー、アメリカ合衆国西岸にあるカリフォルニア州
Blarney: ブラーニー、アイルランド南部コーク州(Co. Cork)にある町ブラーニー
Kanturkvカンターク、アイルランド南部コーク州北部にある町カンターク
Killarney: キラーニーアイルランド南西部ケリー州(Co. Kerry)にある町キラーニー
Passage: パッセージ、地図を見るとコーブ(Cobh:下参照)の近くにパッセージ・ウエスト(Passage West)という地名があるが、そこのことか
Queenstown: クイーンズタウン、アイルランド南部コーク州の港町で、コーブの昔の呼び名
Cobh: コーブ、アイルランド南部コーク州の港町で、ここからアメリカへ移民として渡ったところとしても知られているし、あのタイタニック号の最後の寄港地としても知られているし、コーブの「ブ」はvの音っぽく発音することも知られている
Cork: コーク、アイルランド南部のコーク州
New York: ニュー・ヨーク、アメリカ合衆国東岸にある最大の都市紐育
Amerikay: アメリケイ、アメリカのこと


In the days I went a courtin’
I was never tired resortin’
To an ale house or a playhouse
And many’s the house besides
But I told me brother Seamus
I’d go off and be right famous
And I never would return again
‘Til I roamed the world wide

Goodbye Muirsheen Durkin
Sure I’m sick and tired of working
No more I’ll dig the praties
And no longer I’ll be fooled
As sure’s me name is Carney
I’ll be off to Californee
Where instead of diggin’ praties
I’ll be diggin’ lumps of gold

I’ve courted girls in Blarney
In Kanturk and in Killarney
In Passage and in Queenstown
That is the Cobh of Cork
Goodbye to all this pleasure
I’ll be off to take me leisure
And the next time that you hear from me
Will be a letter from New York

Goodbye Muirsheen Durkin
Sure I’m sick and tired of working
No more I’ll dig the praties
And no longer I’ll be fooled
As sure’s me name is Carney
I’ll be off to Californee
Where instead of diggin’ praties
I’ll be diggin’ lumps of gold

Goodbye to all the girls at home
I’m going far across the foam
To try and make me fortune
In far Amerikay
There’s gold and jewels and plenty
For the poor and for the gentry
And when I return again
I never more will say

Goodbye Muirsheen Durkin
Sure I’m sick and tired of working
No more I’ll dig the praties
And no longer I’ll be fooled
As sure’s me name is Carney
I’ll be off to Californee
Where instead of diggin’ praties
I’ll be diggin’ lumps of gold


遊び明け暮れていた頃は
飲み屋や小屋に通いつめても
飽きるってことはまずなかったし
いろんなところに行きまくった
でもシェーマス兄さんに言ったんだ
ここから消えて有名になってくるって
広い世の中を見てくるまでは
絶対にここには戻ってこないって

さよなら、ムーシン・ダーキン
もう仕事をするのはうんざりだよ
ジャガイモ掘りなんかこれっきり
馬鹿にされるのもうごめん
カーニーっていう名前の俺が
カリフォルニアに行ってくる
ジャガイモ掘りなんかはしないで
金の塊を掘ってきてやる

告白した子はブラーニーに
カンタークやキラーニーの女の子
パッセージやクイーンズタウンでも
今はコークのコーブっていう町だけど
こんな楽しみは卒業して
時間をつくって行って来るんだ
こんど手紙を出すときは
ニューヨークの消印になっている

さよなら、ムーシン・ダーキン
もう仕事をするのはうんざりだよ
ジャガイモ掘りなんかこれっきり
馬鹿にされるのもうごめん
カーニーっていう名前の俺が
カリフォルニアに行ってくる
ジャガイモ掘りなんかはしないで
金の塊を掘ってきてやる

みんなまとめてさよならしよう
波にまみれて彼方へ行くんだ
遥か彼方のメリケンで
でっかい一発あててやる
貧乏人にも金持ちにも
金銀お宝たくさん待っている
今度ここに戻って来れれば
もう何もいうことはない

さよなら、ムーシン・ダーキン
もう仕事をするのはうんざりだよ
ジャガイモ掘りなんかこれっきり
馬鹿にされるのもうごめん
カーニーっていう名前の俺が
カリフォルニアに行ってくる
ジャガイモ掘りなんかはしないで
金の塊を掘ってきてやる


◆ ザ・ダブリナーズ(ルーク・ケリー)