Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: The Moon’s A Harsh Mistress(ザ・ムーンズ・ア・ハーシュ・ミストレス)
AUTHOR: Jimmy Webb(ジミー・ウェッブ)
PERFORMER: Jimmy Webb(ジミー・ウェッブ)


アメリカの作家ロバート・ハインライン(Robert A. Heinlein: 1907-1988)は1960年代後半に月を舞台にしたSF小説”The moon’s a harsh mistress”(『月は無慈悲な夜の女王』)を上梓しました。

同じくアメリカのジミー・ウェッブ(Jimmy Webb: 1946-)は子供のころからSF小説が好きでいろいろと読んでいたそうです。そして、70年代前半に曲を作り、タイトルを”The moon’s a harsh mistress”としました。

ジュディー・コリンズ(Judy Collins: 1939-)は75年発売のアルバム『ジューディス(Judith)』のA面一曲目に、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt: 1946-)は82年の『ゲット・クローサー(Get Closer)』に、この曲をいれています。そして、ジミー・ウェッブ本人のものは、アトランティック・レーベルから出された77年のアルバム『エル・ミラージュ(El Mirage)』の中に収録されています。


See her how she flies
Golden sails across the sky
Close enough to touch
But careful if you try
Though she looks as warm as gold
The moon’s a harsh mistress
The moon can be so cold

Once the sun did shine
Good Lord it felt so fine
The moon a phantom rose
Through the mountains and the pines
And then the darkness fell
The moon’s a harsh mistress
It’s hard to love her well

I fell out of her eyes
I fell out of her heart
I fell down on my face, yes I did
And I tripped and I missed my star
And I fell and fell alone
The moon’s a harsh mistress
The sky is made of stone

The moon’s a harsh mistress
She’s hard to call your own


ほら、黄金色の帆を広げて
空を背に飛んでいくあの姿
触れそうなほど近いけど
気をつけて触らなきゃ
あたたかく輝いて見えるけど
月は容赦知らずの女王様
冷たい顔をすることだって

太陽が輝きだすと
ほんとう、とてもいい気分
月は幻のように山を抜け
木々の中から顔を出す
そして夜の帳がおりるとき
月は容赦知らずの女王様
なかなかうまく愛せない

目の中から洗い流されて
心の中から掃き出されて
ドスンとうつ伏せに倒れて
つまづいて星を見失って
一人どんどん落ちてゆく
月は容赦知らずの女王様
空は一面石だらけ

月は容赦知らずの女王様
ひとりじめは楽じゃない


◆ ジミー・ウェッブ

◆ ジュディー・コリンズ

◆ リンダ・ロンシュタット


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