Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

Tinker’s Lullaby
ティンカーズ・ララバイ

TITLE: Tinker’s Lullaby(ティンカーズ・ララバイ)
AUTHOR: Pecker Dunne(ペッカー・ダン)
PERFORMER: Pecker Dunne(ペッカー・ダン)


昔アイルランドには移動生活をしている人たちがいました。音を奏でたり、金属製の食器などを修理したりする仕事をしている人もいたので、鋳掛屋、英語ではティンカー(tinker)と呼ばれていました。

そのティンカーは、幌馬車で各地を転々としながら生活を送っていたようです。自身の出自もそこにあるペッカー・ダン(Pecker Dunne: 1933-2012)の「ティンカーズ・ララバイ」は、鋳掛屋の子守歌、つまり、移動生活をしている者たちの子守歌です。

歌にもあるように、簡単に言えば、周りからは望まれない人たちだったようです。やはり定住を選んだ「人間」が、選ばなかったことに対して温かい目を持たなかったとしても、さほど不思議ではありません。

そんな逆境の中でも逞しく生きる姿もまた、これぞ人間、といった感じがします。


Go to sleep my little tinker
Let all your troubles pass you by
For you have no place to camp now
Ah that’s a tinker’s lullaby

Ever since you were a baby
Cradle in your mother’s shawl
The site they said they did not want you
And now you have no home at all

When your mother died and left you
You had to fend all alone
All in this land of saints and scholars
And still you have not got a home

Although your clothes are torn and ragged
And your hair is silvery grey
Someday you’ll die and go to heaven
And you will find a camp down there

Go to sleep my little tinker
Let all your troubles pass you by
For you have no place to camp now
Ah that’s a tinkers lullaby


鋳掛屋の娘よ、お眠り
嫌なことは全部忘れても
いられる場所がどこにもない
これぞ鋳掛屋の子守歌

赤ちゃんのときから
母ちゃんの肩掛け布がゆりかごで
どこに行ってもいい顔はされず
住む家なんてどこにもない

母ちゃん死んで一人になって
自分でなんとかやってきた
聖人学者もこの地にいるのに
家一軒も持てやしない

継ぎはぎだらけのボロも纏い
髪もテカテカ色も落ちて
いつか死んで空に昇って
あの世に行ったら住む場所がある

鋳掛屋の娘よ、お眠り
嫌なことは全部忘れても
いられる場所がどこにもない
これぞ鋳掛屋の子守歌


◆ ペッカー・ダン


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