Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: The Butcher Boy(ザ・ブッチャー・ボーイ)
AUTHOR:
PERFORMER: The Clancy Brothers & Tommy Makem(ザ・クランシー・ブラザーズ・アンド・トミー・メーカム)


高校時代にあだ名がブッチャーという男がいました。顔はまん丸で色黒、つぶらな瞳をしていたと記憶しています。とても優しい性格のやつでした。

当然あだ名はアブドラ・ザ・ブッチャー、プロレスのヒール役からつけられたものでした。

英語でブッチャーといえば、肉屋とか屠殺などを意味します。この曲の中では、そんな肉屋に恋をして結婚した女が何の理由か捨てられて死を選びます。

20世紀末に上映されたアイルランドの映画で、『ブッチャー・ボーイ』というのがあります。今回の曲とたまたまタイトルが重なっているだけなのか、そうでないのかわかりません。


London: ロンドン、イギリスの首都


In London city where I did dwell
A butcher boy I loved right well
He courted me, my life away
But now with me he will not stay

I wish, I wish, I wish in vain
I wish I was a maid again
A maid again I ne’er will be
‘Till cherries grow on an apple tree

I wish my baby it was born
And smiling on its daddy’s knee
And me poor girl to be dead and gone
With the long green grass growing over me

She went upstairs to go to bed
And calling to her mother said
Give me a chair ‘til I sit down
And a pen and ink ‘til I write down

At every word she dropped a tear
And at every line cried Willie dear
Oh what a foolish girl was I
To be led astray by a butcher boy

He went upstairs and the door he broke
He found her hanging from a rope
He took his knife and he cut her down
And in her pocket, these words he found

Oh, make my grave large, wide and deep
Put a marble stone at my head and feet
And in the middle, a turtle dove
That the world may know, that I died for love


ロンドンに住んでいたとき
肉屋の人を好きになった
一緒になってくれといわれたが
もうその人はここにはいない

叶わぬことはわかっている
もう一度昔に戻ることなど
若きあの日に帰れるならば
りんごの木に桜の実がなる

願わくばおなかの赤ちゃんが生まれて
お父さんのひざで笑ってほしい
かわいそうにこの子も消える
青々と伸びた草の下に

階段を上り寝床に向かう
そして母親に声をかける
腰を掛けるいすを持ってきて
書くことがあるからペンとインクも

一語一語に涙を落とす
行間にウィリーという涙声
なんて馬鹿な女なの
肉屋の男に惑わされるなんて

男は駆け上がりドアを壊す
縄で吊られた姿が目に飛び込む
取り出したナイフで縄を切る
ポケットの中には一枚のメモ

お墓は大きく深く掘ってください
頭と足元には大理石を建てて
体の真ん中には一羽のハトを
知らせたいの、愛に死んだ女だと


◆ ザ・クランシー・ブラザーズ・アンド・トミー・メーカム(トミー・メーカム)

◆ シネイド・オコナー

◆ カースティー・マッコール


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