TITLE: Louise (ルイーズ)
AUTHOR: Paul Siebel (ポール・シーベル)
PERFORMER: Paul Siebel (ポール・シーベル)
日本の音楽雑誌やテレビ・ラジオなどで紹介されないようなアーチストにたどり着くには、何らかの助けが必要です。
ポール・シーベル(Paul Siebel: 1937-)もそんな中の一人です。昔よく聞いていたリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt: 1946-)がカバーしていたのを聞いて、中古レコード店が数多くある神保町を歩き回りました。
とある店でポール・シーベルの輸入版LPを見つけては、ひとり悦に入り、「しめしめ。ポール・シーベルを知っているのは日本では俺ぐらいだろう。よし、もう少し状態のいいのを別の店で探すとするか」なんて、店を10軒近く回って戻ってくると、もうない。ない。
その後、手に入れたのは数年経ってからのことでした。
They all said Louise was not half bad
It was written on the walls and window shades
And how she’d act the little girl
A deceiver, don’t believe her, that’s trade
Sometimes a bottle of perfume
Flowers and maybe some lace
Men brought Louise ten-cent trinkets
The intentions were easily traced
And everybody knew at times she cried
Ah, but women like Louise well they get by
And everybody thought it kinda sad
When they found Louise in her room
They’d always put her down below their kind
Still some cried when she died this afternoon
Louise rode home on the mail train
Somewhere to the south I heard them say
Too bad it ended so ugly
Too bad she had to go this way
Ah, but the wind is blowin’ cold tonight
Good night, Louise, good night
ルイーズには全く困ったもんだって
塀やブラインドの落書き
少女みたいなあの仕草
ダメだよ、あれが手口だから
ビンの香水だったり
花束やレースの何かだったり
安物のアクセサリーを渡して
男の狙いは見え見えなんだ
泣くこともあるなんてお見通し
ルイーズ、見上げたもんだよ
みんななんか悲しんでた感じ
部屋にいるルイーズを目にして
みんな以前は見下していたのに
今朝死んで泣いてるやつもいた
貨物列車に乗って帰ったルイーズ
わからないけどどこか南だって
みっともない最期は残念だけど
何かほかになかったのかなあ
冷たい夜風は身にしみるよ
おやすみ、ルイーズ、おやすみ
◆ ポール・シーベル
コメントを残す