Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: A Parcel Of Rogues(ア・パーセル・オブ・ローグズ)
AUTHOR: Robert Burns(ロバート・バーンズ)
PERFORMER: The Corries(ザ・コリーズ)


スコットランドの詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns: 1759-1796)による18世紀終わりごろの詩『サッチ・ア・パーセル・オブ・ローグズ・イン・ア・ネーション(Such A Parcel Of Rogues In A Nation)』にメロディーをつけたものが今回の「ア・パーセル・オブ・ローグズ(A Parcel Of Rogues)」です。

内容の裏にあるのが歴史的なものなので、そして、個人的に歴史に対する関心が薄いので、簡単には理解できません。想像を交えると、「王位継承問題に端を発した国同士の争いで、まあ途中でいろいろあったが、最終的には金でどうにかしましたけど...」的な感じだと思います。

その第一次スコットランド独立戦争と呼ばれる戦争において、今でもスコットランドにおいて勇者として人気を誇るのが詩の最後のほうにでてくるブルースとウォーラスです。


Scottish: スコティッシュ、「スコットランドの」「スコットランド人の」「スコットランド語の」など、の意味
Sark: サーク、スコットランドとイングランドの国境をなす川のひとつで、エスク川に合流する
the Solway sands: ザ・ソーウェー・サンズ、スコットランドとイングランドの国境をなすいくつかの川の河口からその沿岸にかけての地域、the Solway Firth(ザ・ソーウェイ・ファース)ともいう
Tweed: トゥウィード、スコットランドとイングランドの国境をなすトゥウィード川
England: イングランド、イングランド王国
Bruce: ブルース、14世紀の第一次スコットランド独立戦争でスコットランド軍を率いてイングランドと戦ったロバート・ザ・ブルース(Robert The Bruce: 1274-1329)、14世紀初頭スコットランド王国の国王ロバート1世となった
Wallace: ウォーラス、14世紀の第一次スコットランド独立戦争でリーダーとして戦った騎士ウィリアム・ウォーラス(William Wallace: 1270-1305)


Fareweel tae a’ oor Scottish fame
Fareweel oor ancient glory
Fareweel even tae oor Scottish name
Sae famed in martial story

Noo Sark rins o’er the Solway sands
An Tweed rins tae the ocean
Tae mark whaur England’s province stands
Such a parcel o rogues in a nation

What force or guile could not subdue
Thro many warlike ages
Is wrought noo by oor cowards few
For hirelin traitor’s wages

The English stell we could disdain
Secure in valour’s station
But English gold has been oor bane
Such a parcel o rogues in a nation

O would, o I had seen the day
That treason thus could sell us
My auld grey heid had lien in clay
Wi Bruce an loyal Wallace

But pith an power till my last hour
I’ll mak this declaration
We’re bought an sold for English gold
Such a parcel o rogues in a nation


名にし負うスコットランドよさらば
燦然と輝くいにしえよさらば
勇者の戦闘物語で名を馳せた
スコットランドにもさらばと言おう

ソーウェーの河口に流れるサーク川と
海に流れ出るトゥウィード川に
イングランドの土地だと刻印するほどの
ごろつきが入っている国になった

これまでの戦いの時代の中で
武力や悪知恵に屈してきただろうか
今や裏切り者の労働賃金と引き換えに
臆病者が2,3人動いている

軽蔑に値する向こうのやり方に対して
われらの勇ましさは堂々たるものだが
やつらの金がわれらの骨になるほどの
ごろつきが入っている国になった

反逆罪でわが身が売られる
こんな日を目にしようとは
ブルースやウォーラスとともに
この白髪も土に入っていたかった

だが体も力も尽き果てる最後まで
これだけは言っておきたい
イングランドの金で売買されるような
ごろつきが入っている国になったと


◆ ザ・コリーズ

◆ ザ・コリーズ(ライブ)

◆ イワン・マッコール

◆ ルーク・ケリー

◆ ディック・ゴーハン

◆ ヘミッシュ・イムラク


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